非常食には、ぜひ、缶のおしるこを用意しましょう。
【お勧めする8つの理由】
1.短時間で活動エネルギーを摂取できる
大災害が発生したら、要救助者が大量に発生します。多くの人が倒壊した家の
下敷きになってしまい、一刻を争う救助活動を何時間も続けなくてはいけなく
なるかも知れません。そんなとき、食事にもなるドリンク缶があれば、10秒で
カロリーと水分を同時に摂取でき、体力の消耗を防いで救助活動に専念できます。
2.準備や片づけが不要
カップラーメンだったら、水と火とやかんと箸が必要です。レトルトカレーだったら
水と火と鍋と食器とスプーン、さらにはご飯が必要ですし、さらに、後片付けで
食器を洗わなくてはいけません。
しかし、食事にもなるドリンク缶なら、ほかに何も要りません(缶切りも箸も)。
プシュッとプルタブを引くだけです。片付けも不要です。
3.子どもやお年寄りでも口に合う
離乳食が必要な赤ちゃんに食べるものがなくなっても、おしるこの液なら食べさせる
ことができます。ショックで食欲がなくなった子どもやお年寄りでも、よろこんで口に
するに違いありません。プルタブを開けて持たせるだけで、手間が掛からずに栄養
補給してもらうことができます。体の弱った人や病人への食事としても最適です。
4.効果的に体を温めることができ、湯たんぽになる
缶おしるこを温かくして飲めば、冬場に効果的に体を温めることができます。
手足が冷たくなったときでも、湯たんぽ代わりに使えます。中身がどろりとして
いるため、保温性が高いのです。
スチール缶は、最初から鍋に入っているようなものなので、ライターやローソクの
炎をかざしたり、焚き火の近くに置くだけで、温めることができます。
逆に、火傷をしたときに痛みを抑えるためにあてがうのにも使えます。
5.甘さが精神的な安定をもたらす
カンパンのように、無味乾燥な食べ物ではないところがよいところです。精神的な
のショックで食欲が落ちていても、甘いお汁粉なら喉をとおるでしょう。甘いもの
は気持ちを落ち着かせ、不安や焦燥感を和らげてくれます。
6.携行性が高く、周りに気兼ねなく口にできる
生存者を探し回らなくてはいけない場合でもポケットに突っ込んで携行できます。
また、体育館の避難所のような周りに人が多く居る場所でも、移動中の車内でも
周りに気兼ねなくドリンクとして口にできます。カップラーメンのように匂いをさせる
ことありませんし、口をもぐもぐさせることもありませんから、周りに悟られずに
さっと栄養補給できます。
7.保存性、耐久性が高い
おしるこの場合、たとえ、賞味期限が切れていても、味の劣化が少ない(魚の缶詰
だったら賞味期限を超えたら臭みが出やすい)。
開封後でもお汁粉自体の糖分が高いため、悪くならずにとっておける時間が長い。
また、缶詰は耐久性が高いため、震災時、家や家具が壊れても、缶がまず潰れない
(カップラーメンだとこうはいかない)。津波や水害や消火活動で水をかぶっても、
土砂や瓦礫にいったん埋もれても、口をつけるところだけ拭けば何も問題ありません。
8.日常的に朝ごはんやおやつとして使いまわすことができる
お餅を入れられれば、即、お腹を満たす食事にグレードアップできます。
日常的に朝ごはん、おやつ、夜食として気軽に消費できるため、消費期限を切らせて
しまうことなく日常的に使いまわせます。
このように非常食を常にローテーションすることで、簡単に非常食をストックし続ける
ことができます。
特別な非常食ではないので、スーパーやコンビニで簡単に安価に手に入るのもよい
ところです。
なお、相性のよい非常食として、個別パックされた切り餅を用意することをお勧めいたします。
合わせてぜんざいにすることができますし、お米や麺類と違って、水を必要としません。
もし、電気と電子レンジが使えるのなら、30秒で食べられる状態に調理できますし。