震災から5年目の今日、一日涙が溢れる日でした。

愛する家族、恋人、友人など大切な人を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
心の通じ合った友人、近隣の人と散り散りになってしまったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
安住の場である住居を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
思い出の詰まった品々を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
自分の活躍の場であった職場や学校を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
築き上げてきた財産を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
思い出に溢れた故郷を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。
空気、水、食物の安全を失ったらどれだけの喪失感を抱えることでしょう。

被災者の悲しみ、辛さ、苦しみに一掬の涙を禁じ得ません。

私に何ができるだろうと繰り返し自問し、自分に無尽の財力があればと夢想し、そして現実の徒手空拳ぶりに失望しながら、それでも、自分にはこれまで作り上げてきた死別の悲しみを癒すためのコンテンツを積み上げていくことができる、これを続けていかなくてはいけない、と思いました。

どうか、被災した人たちが皆幸せでありますように。
そして、天に召された人たちも心安らかに過ごせますように。

世界が平和で、人々が幸せでありますように。