日本に甚大な被害を与えていった台風19号から1週間。
皆様はご無事でしたでしょうか。被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。

通勤で渡る多摩川を眺めると、河川敷のその惨状に言葉を失います。
流れ去ってしまった公園の遊具や、橋げたに絡むように引っかかっている植物の残骸。

特に心配なのは、ホームレスの方のブルーシートの住まいが周りの樹木ごと消えてしまっていること。
もし、住民が川に流される惨事があったとしても、すぐには気付かれないのかも知れません・・・。
(避難所のホームレスの受け入れ拒否問題では、ホームレスに対する命の軽視や蔑視の意見に怒り心頭です。ホームレスの体の汚れは表面的なもので風呂に入れれば解決する問題だけど、嵐の中に追い出すことに賛同する連中は心の中が腐りきっている。こいつらの方がよっぽど汚い!!(怒))

閑話休題、怒るのはよくない・・・。
当日は、荒川が氾濫するのではないかという危機感から、TVのニュースをはしごしながらすべて観ているような状況で朝の4時頃まで起きていました。

5月にネットで話題になった江戸川区の水害ハザードマップのことはご存知でしょうか。
江戸川区はゼロメートル地帯であるため、大雨が続いたり大型の台風が来たりしたときには、区内の7割が水没するおそれがあると明記されており、「ここにいてはダメです」と区外への避難を呼びかける衝撃的なものでした。
曰く、「被害は江戸川区にとどまらず、墨田区、江東区、足立区、葛飾区を含む江東5区で発生し、250万人が被災」、「長いところでは2週間以上浸水が継続する」。

もし、これらの区が広域で浸水したら、日本の中枢である東京は麻痺します。
多くの企業活動、ひいては日本の経済活動も長期にわたって停滞するでしょう。何より、膨大な数の死者が出ることでしょう。

一日前には広域避難勧告を出すはずなのに、夜の間、まだ広域避難が出されないと気を揉んでていました。明日午後から、主要な鉄道の計画運休が発表されているから、広域避難勧告が出されたとしても、午前中しか区民が逃げる時間がない!と。

結局、広域避難は出されず、荒川も特に越水はなく、都内は多摩川が一部越水したという被害に留まりました。
荒川に関しては、のちのNHKスペシャルなどでも解説されていたように、「地下神殿」と呼ばれる首都圏外郭放水路と調整池の彩湖の活躍が大きかったようです。フル稼働をすることで、荒川流域を守ってくれたとのこと。

東京は事前に構築されていた大がかりな水害対策インフラによって川の氾濫からギリギリ守られた形です。

ただ、地方の被害が甚大であり、地方の大きな河川の流域はこれまでにないほど、多くの個所で氾濫を起こしていました。首都をほぼ守ることはできても、予想外に地方のダメージが深刻でしたね。

水害に遭われた方の心労はいかばかりでしょう。農作物に対する被害も大きく、一次産業(農業)に大きな打撃となってしまったようです。

台風にこんなに苦しめられるとは、新たな天候の時代に突入してしまったようです。
快適な生活が、地球温暖化という事態を招き、結局そのツケを払わされているのかも知れません。

波乱の時代を知恵を集めて乗り越えていかないといけないようです。